激変激動の2011年も、あと数日を残すのみとなりましたね。今年も沢山の暖かい気持ちを
ありがとうございました。みなさんあっての下和田だよ。こう言うと、薄っぺらかもだけど…。
本当にみんながいてくれなきゃ続けていけない生き方をしてるんだと、自覚しています。
人生観すら大きく変えた様々な今年の出来事たちを、まだ総ては消化できていないけど、
自分用の覚書って意味合いも込め、公私含めた書ける範囲の彼是を書き連ねてみます。
・TVアニメーション『はっぴーカッピ』にてドクロッピ役を頂き、久々に児童向けタイトルへ
関わることが出来ました。声色的なことで言えば、近頃『もう出なくなったのでは?』とか
囁かれていたらしい(笑)ハイトーンでの芝居。自分としては『まだイケるんちゃうの〜』
なんてニヤリとしたりしなかったり。確かに、随分と地声は低目になったものね。
作品自体も、ずっとやらせて頂きたかったテイストのものでしたし、ご覧になった方は
お分かりだと思いますが、水彩タッチの画がぐりぐりとアニメーションするのもまた
視覚的に新鮮だったし、まさに絵本から飛び出してきたような感覚でしたよね。
・私事だけれど、予てから療養しながら仕事を継続している父の病状が芳しくなく、
先々のことを『考える』ではなく、色々と『決断』せねばならない段に入ってきたことは、
一年を通して俺の頭のど真ん中にありました。こんなとき、地方出身者の
一人っ子ってのは悩ましいものがあります。一年中、上へ下への大騒動が続いてます。
・携帯コンテンツから展開されたタイトル『恋戦隊Love&Peace』で、ウルフ役を頂く。
ドラマCD、着ボイス、遂にはPSPへの移植まで。仲良くさせて頂いた元制作スタッフの子とは
すっかり呑み友に(笑)。俺としてはあまりないことなので、これもご縁だなぁ、なんてね。
音響ディレクターのMさんとは、その後別の企画で音楽提供のお声まで掛けてもらって。
これまた、ご縁ですなぁ〜と。ありがたいことです。…PSP版の『恋戦隊〜』は来年春の
発売予定だそうですよ!チェック&応援、宜しくお願いしますね。めっちゃ面白いから。
・3月11日。あの日の俺は、色々あって季節外れの西武球場におりました。
列車は動かず、結局その晩はライオンズの宿舎として利用されている建物で、
居合わせた修学旅行生らと一夜を共にしました。生涯、忘れることはありません。
あの日から今日まで、毎日何かしらの瞬間に、震災とそれに起因した様々な事柄を
考えたり感じたりしていますが、これはきっと、多くの方が同じ思いですよね。
・ここ数年、夏になると『文太(16歳・猫)→婆ちゃん(87歳・人)』の順番(苦笑)で
体調を崩して入院、というのが嫌な定番になってしまってたんだけれど、今年の文太先生は
糖尿病の具合も安定しており、老猫としては元気な一年を過ごしていましたよ。
婆ちゃんは、こんな歳になってはじめての大手術を受け、すっかり痩けてしまいましたが、
口だけは相変わらず達者で、お袋を笑わせたり怒らせたり困らせたりの毎日だそう。
・家族の健康問題に気を揉む中、秋には俺自身も突発性難聴を患った。聞こえない怖さ、
完治しなかった場合の音響仕事への影響などを考えて、今後の身の振り方を色々と
妄想したりして(苦笑)。腕の良いお医者さんと早期治療のお陰で二週間程で粗方回復したけど、
あれはゾっとしたな。聞こえる幸せを噛みしめ、時折は耳を(体を)休めるよう心がけてます。
・長くみなさんに愛して頂いているTVゲーム『緋色の欠片』が、待望のアニメ化。これは
まだ多くは語りますまい(笑)。何せまだ収録は始まってませんし。でもとにかく楽しみです。
是非とも、みなさんといっしょに益々シリーズを育てて盛り上がっていけたらと願ってます。
・TVアニメーション『バクマン。2』へのレギュラー参加。こちらは高浜昇陽さんって役を
頂いてます。これまで、主に吹き替えでしか演る機会がなかった、地のトーンでの芝居。
役柄的にも新鮮な印象。徐々に自信をつけて、前向きでテンション高めな人物へと
変化していくようですよ。いっしょに成長していきたいと思って奮闘中です。
・音楽活動では、ここ数年は自分の歌を休み、生活のための音楽に従事してきました。
それはそれで光栄なこと。どれもこれも胸を張って『俺が作ったよ』『山下の渾身の一曲だよ』
『ヒカガクレコードの音だよ』って言える音霊ばかりだと思ってます。それでもやはり
自分の気持ちを自分の声で表す『自分の歌』への気持ちは募り、遂に今年はライブへの
参加や自主企画ライブの開催も、少しずつですが再開させてもらいました。どちらの会場へも
沢山のみなさんにお運びを頂き、幸せの極みです。ありがとうございます。凍結させていた
オリジナルCDの制作も、諸々の仕事の合間にではありますが、じっくりと作り始めました。
来年には何らかの形で発表できる予定で進めています。さすがに四年分のストックからなので
濃い曲ばっかり、ご自慢(笑)のアルバムになりそうです。俺自身が今から楽しみ楽しみ。
・即席ユニット『穴井家』の結成。即席って言うくらいだから、本当に飲み会のノリと勢いで
『何かやろうぜ』って、次の約束も無しに始めてみた会なんだけど。暖かなお客さんにも
恵まれ、優しくて愉しくてちょっと毒っぽくて…とっても俺たちっぽいユニットになりました。
青山桐子ちゃん、太田哲治くん、大好きな仲間とお祭りを仕掛けていく楽しさ。
きっと来年も、夏か秋か…何処かで何かできるかもしれないな〜。楽しみ楽しみだね。
・今年は人生初の養成所講師を仰せつかりまして(笑)、これもまた俺に新風を入れてくれました。
最後の授業はアフレコスタジオを使っての録音実習。最後にスタジオで皆と会ったんだから、
次に会うときもスタジオで…という気持ちです。彼らから俺が学ぶ事も多々ありました。
・81プロデュースのキャストによる『読み聞かせキャラバン隊』への参加。都内ホテルへ
避難されていた沢山のご家族とその子供たちに聞いてもらいました。そのあとは福島へも
向かいました。テレビの人間なので当然かもしれませんが、これまで、対大勢のお客様に
向けてのエンターテイメントばかり考えてきましたが、この旅で、対数人、一対一の
贈り物みたいな見せ方聞かせ方について、深く感じる部分が増えました。引き続き
あらゆる場所、沢山の人たちへ、自分の読み聞かせを届けに行きたいと願ってます。
ズラリ書き連ねてきましたが、全く纏まりません。纏めなくてももう良い気もするけど。
来年は、更に気を引き締めて、少しマトを絞った活動をしてみたいと考えてます。
変わりたいこと、変えていきたいこと、まだまだたくさんあります。まだまだ続けます。
そんな、振り返りの巻でした(笑)。
つづく